こんにちは。塾長の細川です。なんかいつもと違いますね(笑)複数のアドバイスや私自身思うところもあって、いつもの「文字だらけの長文・ガチガチ内容・常体」のブログの他に、これからは「文字少なめ(ほんとか)・身近な内容・敬体」のブログエントリーも書いてみようと思います。これまで通りのブログも書きますが、このライトな感じのものもご覧いただけるとありがたいです。
二期制の墨田区は今週、来週と期末テストです。進学塾Uineでは試験2週間前を切ると試験勉強に切り替えますが、週末は「勉強会」として午前9時30分から午後6時まで集中学習を行います。
毎年そうなのですが、やはり新中学1年生はこの勉強会にはまず「ドン引き」します。「そんなやるの…」と顔にバッチリ書いてあります。中学受験を経験していない生徒達にとって、おそらく初めての長時間学習となりますから、無理なからぬことです。
ただ、勉強はかなりの部分「慣れ」が形作りますから、こういう長時間学習に慣らしていくこともまた大切です。「できるできる!大丈夫よ!すぐ慣れちゃうから!」と励ましつつ始めていきます。もちろん、長時間やる意味、意義もしっかりと説明します。
勉強の方法、取り組み方は細かくレクチャーしてあるので、何をやったらよいか分からないということはまずありません。それでも一人ひとり集中して取り組めるかどうか、私も不安を抱えながら見守ります。
今回は2回目の定期テストになりますから、各自それなりにスムーズに試験勉強に入りました。ただやはり2週間での学習計画とその管理は一朝一夕にはいきませんから、私からの声がけや緩やかな管理も含め、ある程度手をかけながら進めていきます。「ある程度」というのは、塾のお膳立てばかりで勉強させては、自律的な姿勢が身につかないためです。ことあるごとに繰り返していますが、勉強の最終目標は「自分でやれること」ですから、そこに生徒達を導いていくのが我々の責任でもあります。
中1のNさん。小学校時代はどこにも通塾経験はなく、中学に入って気持ちも新たに頑張ろうという気持ちで入塾してきてくれました。うちは勉強量がそれなりに多いので、入塾して間もなく「こんなに勉強したことない」とご家庭で漏らしていたそうです。でも音を上げるなどはまったくなく、とても高い集中力と習熟度で1回目のテストを乗り切りました。保護者の方からは、「この2週間の土日は、彼女の人生で初めてあんなに勉強を頑張っていたと思います。帰ってきたら、こんなに頑張ったと生き生きとした表情でノートを見せてくれました。」とのメールもいただきました。
2回目の今回、積極的な質問や前向きの姿勢から、前回の経験がしっかり成功体験となって勉強を駆動させていることが感じられます。今回もよりよい経験を積んで欲しいと願わずにはいられません。
我々にとって最も嬉しくまた明日への活力となってくれるのは、なにより生徒の成績が上がること、そして生徒自身が変わっていくことです。どの塾でもそうだと思いますが、工夫した指導(内容/方法)に生徒が努力で応えてくれ力強く変わっていく様を見ることは、もっとも充実を感じる瞬間でもありましょう。大切なお子さんをお預けいただいた保護者の皆様のご期待に応えられたという意味でも、それは大きな喜びです。
たかが塾ではありますが、入塾というのは1つの出会い、僥倖です。いや、出会いを僥倖と呼びうる幸いにできるかどうかは、生徒だけでなく、教える側の努力も必要だろうと思うのです。塾が生徒に提示する学習のあり方、形式を、生徒が精一杯実行し、それを新たな自分の発見としてくれることに深い喜びを感じるだけでなく、こちらも「新たな努力」をもって生徒との幸いを生み出していけるようにと、気持ちに刻み込む次第です。